■パフォーマンス改善のための検証・改善ステップ
パフォーマンス改善は基本的に分析→改善→検証の繰り返しです。
1.現状分析
対象Webサイトの実際のユーザー体感速度を測定し、競合他社サイトや一般的なサイトと比較してどの程度のレスポンスタイムかを認識します。また、サイトの安定性やレスポンス劣化の原因を探り、改善策の方向性を検討します。
(ご参考)サイトパフォーマンス測定ツール
「Gomez Performance Networks」
2.フロントエンド改善の実施
現状分析結果をフロントエンド対応とバックエンド対応に切り分け、まずはコスト面で迅速に対応可能なフロントエンド面の改善を図ります。前出の高速化のための14のルールに加え、複合的な観点からの改善が必要です。
3.バックエンド改善の実施
フロントエンド対応でも満足のいくレベルまで改善しなかった場合は、サーバー構成・ネットワーク回線などのバックエンド対応が必要となります。処理に時間がかかっているアプリケーションのチューニングも検討課題です。
4.効果検証
サイトパフォーマンス向上は複合的な要因によりますので、効果検証→改善→効果検証→改善という継続的なサイクルが重要です。
■サイトパフォーマンス向上は世界を変える
日本のYahoo!は月間400億ページビューを数えます。仮にYahoo!のサイトパフォーマンスがあと0.1秒だけ速くなったとしたらどうなるでしょうか?
それだけで月間40億秒=約100万時間のタイムロスが解消することになります。これは6,000人の労働力に該当します。
人口減少時代の日本において、労働力確保のために女性や高齢者が働きやすい環境をつくるとか、移民を検討するなどしていますが、企業のサイトパフォーマンスを改善することが企業収益だけではなく日本経済・世界経済全体に及ぼす好影響も認識してみてはいかがでしょうか。
(2008/04/15)
■森澤 正人氏プロフィール紹介■
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ゴメス・コンサルティング株式会社 http://www.gomez.co.jp/
代表取締役 執行役員COO
1998年東京大学法学部卒 ソフトバンクなどを経て2001年3月からゴメス(現ゴメス・コンサルティング)。
銀行、証券会社、クレジットカード会社のWebサイト戦略立案や各種調査・分析、Webサイト設計など数多くのプロジェクトを担当。
金融機関のみならず、IRサイト、不動産サイト、旅行・航空券、ショッピングサイトなど幅広い業種・業界もカバーしており、進化しつづけるWebサイトを常に把握して、企業のEビジネス戦略を支援している。
■セミナー講演実績
・Webマーケティングセミナー「サイト評価-顧客獲得率が向上するWebサイトの実現・検証手法」(企業のWeb担当者向け)
・「インターネット金融ビジネスセミナー」(外資系銀行担当者向け)
・製薬業界Webサイトセミナー『製薬会社Webサイトの目的と方向性』(製薬業界のWeb担当者向け)
・ユーザー満足度向上のためのネット活用セミナー「ユーザー視点から考えるモバイル&PCサイトの現状と今後」(企業のモバイルサイト担当者向け)
など多数
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