個人が1日に個人目的でインターネットを閲覧する時間は、せいぜい1時間程度です。個人も無限に時間があるわけではなく、ある程度の時間が経過したら、そこでインターネット閲覧は終わりなのです。
その時間の中で趣味の情報収集を行い、音楽を聞き、旅行の計画も立て、引っ越し先を探し、銀行振込や証券取引も行います。
その意味で、Webサイトの使い勝手・わかりやすさは非常に重要です。ただ、そこで意外と見過ごされている重要論点がサイト表示速度であり、現在のブロードバンド時代において、企業のWebサイト担当者もサイト制作会社のデザイナーも、あまり表示速度を意識せずサイトを作っているのではないでしょうか。
これはユーザー満足度に直結する問題であり、表示速度の遅いサイトではユーザーは途中で閲覧をあきらめてしまうかもしれませんし、二度とユーザーが訪れなくなることも考えられます。 たとえユーザー満足度の高い商品・サービスを提供していたとしても、サイトパフォーマンスの劣化により機会損失が発生してしまうのです。
それでは具体的にどのようにしたらサイトパフォーマンスを改善できるのでしょうか? 米Yahoo! Inc.のパフォーマンス担当責任者であるSteve Soudersは書籍「High Performance Websites」の中で、サイト高速化のための14のルールを提唱しています。
サーバやネットワーク改善というバックエンドよりも、実は表示待ち時間の80%はフロントエンド側で対策可能となっています。
上記ルールの詳細は書籍に譲りますが、日本国内から計測した米Yahoo!のトップページレスポンスタイムは平均で1秒前後であり、他の米国サイトが軒並み3秒~5秒かかっていることから考えると驚異的なスピードです。