ケータイコラム  

【ケータイコラム】ソーシャルアプリの行く末?

Y部長

● 日本におけるソーシャルアプリ

世界における、ソーシャルアプリはPCを中心に発展しています。これは、元来SNSサービスがPCから始まった事に起因するところが大かと思います。

日本も同様にPCベースでのソーシャルアプリの普及が進んでいますが、これは先に書いたように、まだソーシャルアプリ先進国からの受け売り状態だと思います。

日本におけるコミュニケーション・サービスのメインは、やはりモバイルであり、且つゲームの普及もモバイルの方が定着している状況を考えると、ソーシャルアプリも今後はモバイルがメインになっていくのではないでしょうか。

株式会社ドリコムの「能力大学・漢字テスト」は、日本オリジナルの素晴らしい発想で成功を収めた良い例だと思います。

(ソーシャル要素的には弱いのですが)この様に、アイデア次第で非常に大きなビジネス・チャンスがあるこの市場において、最も進んだ日本のモバイル環境をベースに、「モバイル・ソーシャルアプリ」という新たなジャンルが立ち上がりつつあるのが今の状況でしょう。

mixiに続き、モバゲー、GREE各社がモバイルをベースにしたオープンプラットフォーム構想を既に発表しており、2010年は「モバイル・ソーシャルアプリ」元年と言っても過言ではないでしょう。

●そうはいっても

全てが薔薇色の様な、ソーシャルアプリですが、問題点も多々あります。

特に日本におけるSNSには問題があると筆者は考えています。本来のSNSとは、個人情報を開示し現実の社会生活をそのままインターネット上に展開する事で、新たな関係を構築する物だと思います。

ところが、日本のSNSは匿名性を前提としたCloseなサービスとなっています。それゆえ、ユーザーの属性も偏り、ある程度のユーザー数以上は拡大しない可能性があります。

出会い系による犯罪助長の問題も真のSNS普及を阻害しています。

日本において、インターネット=闇の構図が已然としてして存在し、道具としてのインターネット本来の活用を妨げているのは非常に悲しい事です。

日本も、もっとインターネットをオープンに活用出来る社会にならなければ、更なる発展が望めないのではと、筆者は危惧しています。

話が大きくなってしまいましたが、とはいえソーシャルアプリに対する市場の盛り上がりは非常に大きく、今後様々な展開が起きるものと確信しています。

皆様も是非注目していてください。

 

【文中敬称略】
(2010/02/25)

■執筆者プロフィール■
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湯浅茂充
株式会社Jストリーム事業推進部・専任部長

読売新聞社にて新聞制作システムの構築に従事。米国留学にて人工知能を学ぶ。
その後、アップルにて製品企画・マーケティング、旧コンパックではiPAQの立ち上げと同時に SmartPhoneプロジェクトに参画、SONY・クリエ事業部において通信戦略担当を経て、現在に至る。
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