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【モバイルコラム】2012年 新春大放言

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モバイルコラム読者の皆様、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

さて、恒例になりました? 年頭企画「新春大放言」も、早いもので今回で3回目となりました。年々変化を続けるモバイル業界ですが、2012年はどう動くのか? 注目すべき事柄、また勝手な予想など、いつものように筆者の独断と偏見に基づき書きたいと思います。

紙面の関係から多くは書けませんのであしからず。

●スマホ

2011年のモバイル業界は、スマートフォン一色だった感があります。誰が言い始めたのかは知りませんが、日本人の特技である略称化の「スマホ」も老若男女に定着したのではないでしょうか?

以前にも書いたかもしれませんが、筆者が初めて「SmartPhone」という単語に触れたのは2000年です。

当時旧コンパックでPDA(既に死語?)を担当していたのですが、米国本社での製品企画ミーティングで発表されたプレゼン資料で初めて知りました。従来の高機能携帯電話を「Feature Phone」とし、PDAに通信機能を搭載したものを「SmartPhone」と定義していたのを記憶しています。

日本国内では、通信機能搭載のPDAは発売出来なかったので、「SmartPhone」という単語はそのままお蔵入りしてしまいましたが。10年の歳月が経ち、「SmartPhone」が時代を牽引している現在の状況は、筆者にとっては、嬉しい+悔しいと言った複雑な心持です。

さて、昔話はこれくらいにして、2012年のスマホですが。一体どの様な展開になるのでしょうか?

1)キャリア垂直統合モデルの復活!?
スマホになれば全てはオープンとなり、キャリアの土管化が進むと言う期待を筆者も抱いていましたが、この期待はなかなか実現しそうもありません。

現在のスマホ状況を観ると、かつてのガラケー成長時期と全く同様であると筆者は見ています。

各キャリアは多くのモデルを発表し、販売促進費を付け0円端末的アプローチでユーザ獲得に奔走しています。また、端末へのプリインストール機能にて独自サービスを展開したり、独自のアプリマーケットを構築しCPを囲い込んだりしています。

これは、とりもなおさずかつてのガラケーにおける、垂直統合ビジネスモデルの復活に他なりません。

2012年、この動きは更に加速されると思っています。ユーザー獲得のためには、先ず魅力的な端末の提供が重要になります。

これについては、海外主力メーカーの人気機種の導入と言う手法(この点は、ガラケーとは異なりますが)と、従前どおりの国内メーカーとの共同開発があります。

各キャリアの独自性を出すため後者のアプローチは継続されるでしょう。また、海外メーカーによる格安モデルの登場も2012年には有ると思っています。

2)ハイブリッドインフラの加速
スマホの拡大は、キャリアにとっては諸刃の剣的な面があります。つまり、ARPUは拡大するが、キャリアインフラを圧迫すると言う事です。

せっかく獲得したユーザにスマホでのデータ通信でストレスを感じさせては、直ぐに他キャリアへ移行されてしまいます。この課題を解決すべく、とりわけインフラが一番脆弱なソフトバンクはいち早くWi-Fiサービスを拡大した訳です。

最近ではあらゆるところで、"お父さん犬"の「Wi-Fi つかえます」ステッカーを見かけますし、iPhoneを使っていると頻繁にWi-Fi接続の確認を聞いてきますね。

昨年末のコラムでも書きましたが、auも現在5万か所に展開している「au Wi-Fi SPOT」を2012年度末までに10万まで増やし、無償提供すると言っています。また、WiMax搭載のテザリング対応端末も差別化戦略として重要ですね。

対ドコモ戦略として、そして自社のスマホ拡大とサービスレベル維持のために、3G+Wi-Fiのハイブリッドインフラは今年更に進化し使い勝手もより良くなるのではと考えます。

世界に先駆け、LTEの商用サービスXi(クロッシー)を開始したドコモについては、Wi-Fiよりこちらの拡大がメインになりますね。これは、予定より早くXi対応スマホを販売した事からも明らかです。(iPhone獲得のために不可欠なのかとも思いますが。)

 





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