【ケータイコラム】ソーシャルアプリの行く末?

ケータイコラム読者の皆様、こんにちは。先月に続いての執筆になりますが、お付き合い下さい。

前回の「2010年新春大放言」で2010年の重要トピックスを上げさせていただきましたが、ひとつ重要な話題を書き忘れていましたので、今回はそれについて例によって筆者の独断と偏見で書いてみたいと思います。

●ソーシャルアプリとは?

その話題は、「ソーシャルアプリ」です。

最近頻繁に取り上げられているのでご存知の皆様も多いかと思います。簡単に言ってしまうと、「SNSサービスをプラットフォームとした、ユーザー間の情報共有機能を活かしたアプリケーション」と言う事なのですが。現在では、ゲームアプリに注目が集まっていて、ソーシャルゲーム=ソーシャルアプリ的な状況になりつつあります。

もともと、USの巨大SNS である、Facebookが2007年5月にそのインフラをオープン化し、誰でもアプリを公開する事を可能にしたのが始まりです。

具体的にはFacebookの友達関係情報をAPIを介してアプリで活用が出来る様にしたのですが、同時に広告と課金インフラを提供した事がビジネスを加速させる要因になっています。

これによって様々なアプリ(ゲーム)が登場し短期間で非常に大きな市場が形成されました。米国の有力ソーシャル・アプリケーション・プロバイダーの大手では、年間1億ドルを売上げるところも出ています。

Facebookにより市場が確立されたのを受け、SNS間同士でのアプリの共有化をすべく、Googleが「Google OpenSocial」を発表。これを採用したSNSでのソーシャルアプリでは、Googleをはじめとする外部サービスとのマッシュアップが可能になり、更にOpenな環境が提供されています。日本においては、mixiが「Google OpenSocial」を採用しています。


●ソーシャルアプリの意義

ソーシャルアプリの急速な発展は、そのビジネスモデルに拠るところが大です。簡単に説明しますと以下のポイントになります。

■ロイヤリティの高い会員を獲得している → ユーザー獲得が容易
■会員間のコミュニケーションが盛ん → 紹介により利用拡大が容易
■収益の為のプラットフォームが整備 → 広告、アイテム課金等によるマネタイズが容易

最近、ソーシャルアプリはiモード等のモバイル・キャリアのビジネスモデルに例えられて議論されていますが、ユーザー間の強固なつながりというSNSの特性はiモード等のサービスとは大きく異なっており、低コストで多くのユーザーを獲得する事が出来るというメリットを有しています。

また、それによる広告収益、並びにアプリ独自の課金による収益を得ることが可能な為、モバイル・キャリアのサービスより格段にビジネス・チャンスがあると考えられます。

アイデア次第で短期間で大きな収益を得ることが可能なソーシャルアプリが着実に新たな市場を形成しつつあるのも納得が行きます。

このように、Open化と参入のし易さから日本においても各社が取り組みを始めているソーシャルアプリの市場ですが、世界に目を向けてみると、SNSの規模=ビジネス規模の方程式が前提となるため、米国・中国がソーシャルアプリの先進国となっています。

そして自国での成功を元に日本への展開を進めているのが現状です。事実、日本におけるTOPソーシャルアプリである、「サンシャイン牧場」は、中国資本企業が提供しています。

主なSNSサービス

サービス 展開国 ユーザー数
51.com 中国 5000万人
xiao nei 中国 5000万人
Friendstar 米国、フィリピン、インドネシア 9000万人
myspace 米国 2億人
cyworld 韓国 2300万人
mixi 日本 1700万人
モバゲー 日本 1450万人


 





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