【ケータイコラム】mobidec 2009 つまみ食い

Y部長今回は、 今年も早いもので、mobidec の時期なりました。毎年恒例のイベントですが、私の中ではしっかりと風物詩化しています。「mobidecが終わると今年もそろそろ終わりだな。」的な気分になります。

終日セミナーでかなりタフなのですが、テーマがバラエティーに富んでいるのと、ほとんどのセッションが20分間という微妙な時間であることで集中が途切れない状態をなんとか保てる構造になっていると思います。この辺りは、運営事務局である翔泳社さんはさすがだなと思います。

前置きはさておき、いつものように詳細なレポートは各メディア・サイトにお任せするとして、筆者の独断的且つ偏見的視点で、mobidec 2009でちょっと気になった事をご紹介します。

●キャリアのコンテンツ・ビジネス

今年のキーノートでは、通信事業者として、ドコモ、au、ソフトバンク、UQコミュニケーションズの4社が登壇しました。

mobidec のメイン・オーディエンスである、コンテンツ・プロバイダーにとって、WILLCOM、イー・モバイルの2社は特に必要なしと言った所でしょうか? 毎年、各社のコンテンツ・ビジネスの総括的なお話を聞けるので、このキーノートを楽しみにしていますが、今年のキー・ワードとしては、コア・サービスの拡充、外部連携の拡大が上げられると思いました。

各社の動向を簡単にまとめると。

iモードのサービス10年目を迎えたドコモですが、日に2,000万PVの携帯コンテンツの最大メディアであるiMenu を核に、新規ユーザーとなる高年齢ユーザー層/30~40代の拡大のための各種施策を実施してゆくため、ターゲット層にマッチしたサービス、具体的には、コマース系・企業ブランド・ヘルス関連等の充実を図る模様。

一方、auはwin(LISMO)のターゲット層である、20~30代、特に女性ユーザの拡大を志向している。音楽、動画に加えて、LISMO Bookによる、従来のコミックから小説・写真集・雑誌といったコンテンツ提供を拡大する施策。また、150万会員を獲得しているau Smart Sports をコアに、健康関連のサービス拡大を併せて推進。

コンテンツ・ビジネスの観点では立ち遅れていたソフトバンクですが、2009年は2008年のインターネット・マシン元年から発展した、インターネット・コンテンツ元年と位置づけ、動画・着うた®・クーポンをコアとした「かんたん」「付加価値」「おトク」なサービスを展開。メール配信からのコンテンツ利用促進といった、他社とは違ったアプローチでのコンテンツ・ビジネス展開を推進。

各社各様の取組みですが共通しているのは、それぞれの専門分野に特化した外部企業との連携を前提にしている事ではないでしょうか? 従来のCPに対しての場の提供と言う考え方から、外部企業との連携・協業による新たな付加価値の創造を模索しているのが印象的でした。

また、GPS等のAPI公開も実施されて来ており、従来のキャリア完全主導型のサービス構築モデルが変わりつつあると感じました。これはらは、将来のサービス分業を視野に入れた動きなのかどうかは不明ですが。

 





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