【ケータイコラム】ワイヤレスジャパン 雑感

Y部長今回は、7月22日~24日東京ビッグサイトで開催された、「ワイヤレスジャパン2009」についての雑感です。いつものレポートと謳わないのは、講演の準備等で初日のキーノートにも参加出来ずトータルでの報告が出来ないと言う個人的な理由です。申し訳ございません。

 

● 100年に一度の不景気

耳にたこ、目に焼付が残る程、言われ、書かれたフレーズですが。ワイヤレス業界においても、その影響は尋常ではない様です。今年、ワイヤレスジャパンの展示会場を訪れた方は、恐らく皆さん感じられたと思います。「わっ、スカスカ!」って感じ。例年の活気溢れる展示会場とは一転、参加企業数が激減しています。たまたま、企画運営の「日本イージェイケイ株式会社」の知人に現場で会ったのでいろいろ聞いてみたところ、当初の出展社から、30社程のキャンセルがあったとの事。運営側としても大変だったろうと思います。



モバイルビジネス・オープン化の弊害?

出展をキャンセルした主な企業は、携帯電話メーカー大手が主だとの事。どうりで、いつもの華やかさが無かった訳です。ワイヤレスジャパンと言えば、やはり端末メーカーの大型ブースが華で、新端末見たさ、触れたさで行列が出来るのが通例ですが、それが無いのですから、「スカスカ」感も仕方がありません。

総務省の指導?にて、2008年から各キャリアが自主的に推進している、いわゆる「販売奨励金廃止」の動きに呼応して、市場では携帯電話の新規購入・買換えのサイクルが長期化し、結果として携帯電話の販売台数が激減しています。これにより、端末メーカーはもとより、組込み系のソフトウェア・ベンダー等も大打撃を受けています。また、キャリア自身も新規サービスの拡大が思うように進まないという状況になっています。


「ワイヤレスジャパン2009 会場の様子」

「ワイヤレスジャパン2009 会場の様子」
(写真:Y部長撮影)
 

「MNP」、「販売モデルの見直し」、「SIMロックフリー」、「キャリアインフラの開放」という、モバイルビジネスのオープン化のシナリオにおいて、現在のこの状況は折込済みだったのだろうか? うがった見方をすれば、「端末販売数の激減でキャリアサービスを衰退化し、垂直統合に亀裂を入れる」と言う荒業なのかとも思えますが、経済的な影響が大きすぎますかね? 前回報告したように、中国モバイル市場への日本メーカーの進出の動きもある訳で、こちらがバーター提案なのかと。ちょっと、斜めに見過ぎですね。

話が少し反れました。出展社の減少で寂しい感じもありましたが、来場者としては、昨年比では微減との事です。

 






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