FMCで通信生活はどうなる?

固定電話と携帯電話の融合って何だ?

M部長、梅雨入りしちゃいましたねー、天気がこうだとやる気も失せるんですけど。。。
 
何をじめじめしてるんだね、J子くん。こういう時こそ、しゃきっとさわやかでないと、モテないよ!
 
いいんです、せっかくブローした髪の毛も湿気でぐちゃぐちゃだし、パンツのすそには、はねがあがっちゃってるし、どーせどーせモテません。
まぁまぁ、そうふくれないで。横文字シリーズも今回で最終回、張り切っていこうじゃないか。
 
(しぶしぶ)あとでキャラメルマキアートおごってくれます??
なんでもおごろうじゃないか!
 
わーい、ホットビスケットつきでお願いしまーす。(立ち直り)
(やれやれ)で、今回のお題は「FMC」だったね。
 
はい。FMC=Fixed Mobile Convergence。Fixed:固定電話、Mobile:携帯電話、Convergence:集中、集合。つまり、固定電話と携帯電話の融合ってことですよね。近頃は、放送と通信の融合とか融合ばやりですけど、なんだか実態がぜんぜんわかんないんですが。。。
FMCには、標準化団体みたいなものはないので、色々な定義がなされているんだけど、狭義でいうと、同一端末を場所や状況に応じて、移動体通信と有線通信双方で利用できる技術やサービスをいうんだね(図1)。
 
つまり、ケータイを家なら子機、会社なら内線電話みたいに使うこと、ってことですよね。

【図1】FMCの概念図

【図1】FMCの概念図
そうだね、で、広義でいうと、移動体通信と有線通信を密接に連携させる技術やサービス全般を指し、携帯電話でパソコンと同じようにWebメールを開けるようにしたり、プログラム実行機能を使ってインスタントメッセンジャーを実装し、パソコンと文字通信できるにするといったことまで含まれるんだ。
 
うーん、そうなってくるとなんだか融合っぽいですね。実際にサービスされてるものはあるんですか?
狭義のケースでは、イギリスでBT(ブリティッシュテレコム)が2005年9月に世界初の本格FMCサービス「BT Fusion」を始めているね。これは、一つの携帯電話で屋外はGSM携帯電話として、屋内はブルートゥースのアクセス・ポイント経由の固定電話を利用できるというもので、ワンフォン、ワンナンバー、ワンビリング、を実現している。
 
へぇ、確かBTって携帯電話部門を売ってしまいましたよね。
さすがJ子くん、詳しいね。BTは2001年に携帯電話回線網を売却したので、携帯電話については、英ボーダフォンのインフラをMVNOとして利用してるんだ。
 
でました、MVNO。
そう、こういうのもMVNOってことさ。で、技術的に注目なのは、屋内外での切り替えがシームレスにできるということなんだ。
 
つまり、家の中で受けた電話をもってそのまま外に出てOKってことですよね。
加入者は、契約すると端末1台(Blue Phone)とBT Hubという屋内で無線通信できる機械をもらうんだけど、そのHubと携帯網の通信にUMA(Unlicensed Mobile Access)という技術仕様を採用することで、通話を切ることなく、シームレスにつながるんだ。これは日本ではまだ商用化されていない技術だね。
 
うー、また横文字ですね。とにかく、電話が切れない技術だと。。。
そう、技術的なことは覚えなくていいから、そういうものがあるってことで。実際にはFMCの方式は他にもあって、本命はIMS/3G方式、といわれているんだね。ここでは深く解説しないけど、UMA方式が単純にネットワークの切り替えを行うものとすると、IMS/3G方式は携帯電話のコアネットワーク部分で、電話としてのサービスと、インターネットなどで使われているIPベースのマルチメディアサービスが1つにまとめられる技術なんだね。
 
?? 具体的には何ができるんですか?
テレビ電話、電話会議、文書共有やスケジュール管理などグループウェア、インスタントメッセージングとか、固定でもケータイでもPCでも、もっといっちゃうと家電とかでもすべてのアプリケーションが使えるようになるんだね。
 
融合ですねー。
UMAが狭義のFMCだとすると、IMSは広義のFMCを実現するキーになるといわれているね。
 


>> この記事のトラックバックURL:
http://www.richcontent.jp/jstream/richtb.cgi/136