ソフトウェアやWebサイトの操作説明などでよく用いられる、PC画面をそのまま録画する技術について、異なる2つの録画方法にて実際に録画を行ない、画像品質を比較してみました。
PC画面をそのまま録画するには、以下2つの方法があります。
1)ダウンコンバータを用いて録画する方法
2)専用ソフトウェアを用いて録画する方法
まず1)の方法ですが、ダウンコンバーターといわれる機材を用いて、PCの画面信号をビデオ信号に変換し、それをビデオデッキで録画する方法です。
ダウンコンバーターは、家電量販店または映像機器販売店で手に入れることができ、価格は9,800円〜100万円とピンきりです。
今回は、10万円ほどで市販されているダウンコンバーターを用いてPC画面の録画を行いました。
早速見てみましょう。
ご覧頂いても分かるように、細かな文字がつぶれてしまい読みずらくなってしまいました。
特にカメラがアップになると画像の荒さが顕著に目立ちます。
細かな文字の内容まで伝える必要が無いケース(文字の大きいプレゼンテーション、写真のみのプレゼンテーションなど)では使えるかもしれません。
次に2)の方法ですが、こちらは専用のソフトウェアを用いてPCの中で録画をする方法です。
ソフトウェアは主に専門のソフトベンダーから購入でき、価格は5万円〜50万円程度です。それでは早速、10万円ほどのソフトウェアを用いて録画した映像を見てみましょう。
いかがでしたでしょうか? はじめにご覧頂いたダウンコンバーターを用いた録画映像と比べると、細かな文字もちゃんと読み取れますし、カメラをアップにしても画像が粗くなることもありません。
ソフトウェアのデモンストレーションを録画するなどしても、細かなボタンの文字まで分かりますし、小さな文字が含まれるプレゼンテーションでもちゃんと内容が伝わります。
では、どうしてこのような画質の差が生まれるのでしょうか?
それは、ダウンコンバーターで録画する際に、出来上がりの映像サイズに合わせて、PC画面をアナログで圧縮をかけるため、データが劣化してしまうのです。ソフトウェアを用いた場合は、PC画面をそのままのサイズで録画するため、データが劣化することはありません。【図1参照】
【図1 ダウンコンバーターとソフトウェアの録画の違い】

このように、PC画面をそのまま録画するのにも、録画方法で仕上がりの映像品質に差が出ます。どのような画面を録画するのか、どのように利用するのかに合わせて録画方法も選択したいものです。