事例紹介  

「動画の配信帯域でターゲティング」というマーケティング発想
株式会社エンターブレイン様の場合

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One Cut
Webサイトでの動画配信キャプチャ
「私たちの雑誌のセールスポイントは、こだわり抜いた高品質な映像です」と語る同誌では、Webサイトでの配信でも高品質な動画配信を徹底した。「超BB」と言われる1MbpsでのFlash Video配信を実施し、自社のこだわり(セールスポイント)を伝えることに力点を置いた。ターゲットを絞りに絞り込んだ戦略は、確実に読者の心を捉え、部数拡大へとつなげていった
株式会社エンターブレイン「ゴルフメカニック」
株式会社エンターブレイン
「ゴルフメカニック」
テレビゲーム関連、コンピュータエンターテイメント関連など多数の雑誌・書籍の出版事業を手がける株式会社エンターブレイン。(http://www.enterbrain.co.jp/
2006年4月には隔月刊のDVD付きゴルフ誌「ゴルフメカニック」を創刊。
同時にWebサイト「ゴルメカ.com」
をオープン。
※写真は、2006年10月4日発売の「ゴルフメカニック」 VOL.4

企業での動画配信で重要なことは、
「ターゲットの心を掴めたか」ということ

映像配信画像キャプチャ
Webサイトで公開されているDVDのダイジェスト版映像
【画像をクリックして拡大できます】

1Mbpsの動画コンテンツの再生には、エンドユーザーの回線環境の問題だけでなく、ある程度のマシンパワーも要する。そのため、スムーズな視聴を広く実現しようとする場合、一般的に企業サイトでの動画配信では、300~500kbps程度の帯域で実施したり、ナローバンドユーザー向けの低帯域の動画を一緒に掲載するケースが多い。

しかし、同誌のサイトでは、1Mbpsの動画コンテンツのみの掲載にこだわった。「もちろん、それにより数的な取りこぼしはあるかもしれませんが、、、」と前置き、こだわった2つの理由について以下のように語った。

ひとつ目は、自分たちのセールスポイント、差別化ポイントを誤解なく伝える必要があったこと。この雑誌の最大のポイントである高品質な映像をWeb上で理解してもらうためには、1Mbpsという高いビットレートが必要だった。

「“広くあまねく”を意識して画質や帯域を下げることは、例えリーチは広げられたとしても、私たちのこだわり(セールスポイント)が伝わることにはならない。むしろ、本当に伝えたいターゲットに『DVDもこうかな?』と誤解されることを懸念しました」

ふたつ目は、帯域を意図的に選択することで、ターゲットをライフスタイル面からあぶり出すことが可能だということだ。

「35~45歳でゴルフを熱心にできる余裕のある方というのは、いわゆる『ヤングエグゼクティブ』の方が多いかと思います。ターゲットとなる方は、既にブロードバンド環境を持ち、ハイスペックなPCを持ち、また必要であると思えば購入もいとわない、視聴に苦労することはないであろうというヨミです」

「将来的には、自社が得意とする映像コンテンツをWeb上で販売することやeコマースなども視野に入れているため、Webに親和性の高いアスリートゴルファーをきちんと取り込んでいきたいということもありました。むしろ、視聴に苦労される方は、私たちが今回狙っているコアなターゲットからは外れていくのではないか、と思い切りました」

配信フォーマットでは、再生までの待ち時間の短さにこだわりFlash Videoでのストリーミング配信を選び、帯域、品質ともに満足する形での動画発信を実現させた。


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