![]() 「今後は、例えばメイクアップアーティストによるメイクの方法といったコンテンツなどもできれば、と考えています」 (担当者談)
メイベリン ニューヨーク
PCサイト
モバイルサイト
10代女性に圧倒的な人気を誇るコスメブランド。1996年にフランスのロレアルグループ傘下となり、1999年には日本でマスカラブームを引き起こした |
モバイルサイトへの誘導策として、バナー広告などの他に、メイベリンが実施したユニークな策が、店頭に設置する自社の什器にサイトアクセス用のQRコードを印刷したことだった。量販店やドラッグストアを訪れ、目の前にあるメイベリン製品の購入を検討しているユーザーが、スムーズにサイトへアクセスできるという仕組みである。
メイベリン製品に関心を持っている人でなければアクセスできないとも言えるが、この方法には「ターゲットが関心を持った瞬間を逃さずにサイトに誘導できる」というメリットがある。「単純にアクセス数を増やすことよりも、関心層をピンポイントに見つけ、そこからのアクセスを重視する」という同社の姿勢の現れとも見てとれる。
また、掲載コンテンツ検討の際、「メイベリンに関心を持つユーザー」の間で、同社のテレビCMが非常に高い人気を得ていることに注目した。「このCMをモバイルサイトで活用できないか?」と考えていたところ、2005年、Jストリームが作成・配信していたモバイル動画のデモを見て、十分なクオリティを感じた。
「想像以上のクオリティに、可能性を感じました。このクオリティであれば、十分に内容を伝えることができますし、文字以上のインパクトを与えることができます。また、字幕と併用することで説明を加えたり、映像をフックに新たな情報を提供できる点も、魅力ですね」
モバイル動画は、化粧品メーカーにとっても十分な再現性を持ったクオリティのものだったのである。
テレビのために制作された映像が、「モバイル動画」となることで別の価値を持つこともわかった。テレビCMは2週間間隔で更新されるが、期間後も携帯電話向けに配信することで、ユーザーへのフォローが可能になった。
そして、偶発的、受身的なテレビのCM視聴スタイルと異なり、常に自分の好きなタイミングで確実にCM映像を見てもらえることも大きなメリットだった。さらには、小さな画面で見ると、それだけで親しみやすさが増すようにも感じた。
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例えば、インプレス刊「ケータイ白書2006」によると、動画ダウンロード機能付き携帯電話の保有率は約67%、なかでも10代女性の間では保有率87.6%とのことで、動画を再生できる3G携帯電話は十分に普及している(図1)。 |