詳しくすればきちんと伝わるのか?「サイトに載せている情報がユーザーにきちんと伝わらない」――これは、多くのWeb担当者が抱えている共通の悩みではないだろうか。サイトに掲載しているのに読んでもらえなかったり、結局問い合わせを受けてしまったり・・・・・・。Webコミュニケーションの行き違いがおこる大きな理由のひとつに、Webサイトでの情報の「伝え方」がある。 情報の発信側は、「あれも伝えたい」「これも大切」「こういう場合には」と、ついWebサイトに多くの情報を詰め込み、結果として、エンドユーザーにとって理解しにくいものになってしまいがちだ。複雑なもの、面倒なものというのは、きちんと読まれる前に拒絶されてしまうことが多い。テレビや新聞といったプッシュ型のマス広告ではあれば、繰り返し投げかけることで何とか情報に触れてもらうことも可能だが、プル型のWebサイトでは、最初に拒絶されたら、二度とアクセスされないおそれもある。 中央大学通信教育課程でも同様の課題を抱えていたという。法学部通信教育課程では毎年1500人あまりの新入生が入学する一方で、履修を続けられず、残念ながら卒業に至らないケースも少なくないという。その一因に、入学前に、単位の修得方法など、複雑な制度を理解していない人も多く、学習のペースがつかめないことがあるのではと担当者は考えていた。 入学を決める前には、志望者のために入学説明会を実施しているが、時間的な制約もあり、全員が参加できるわけではない。Webサイトで基礎的な制度についてきちんとイメージを持つことで、入学後は学習そのものに集中してもらい、もっと多くの人に卒業を迎えてもらいたいと担当者は切に願っていた。 また、入学説明会に参加してもらっても、基礎的な制度について冊子をめくりながら大学側が説明することが中心となってしまい、志望者の個別な不安や事情にあわせて十分な対話ができていなかった。事前に入学検討者のほとんどが、制度を理解して説明会に参加できれば、大きな効果があるはずだと担当者は考えていた。 そういった課題の中からでた結論が、映像と音が語りかけてくるという手法で、Webサイト上で複雑な制度をわかりやすく伝えるというものだった。 |
![]() |
トップページにも大きく紹介されている「いつでも入学説明会」では、法学部通信教育課程に興味を持つわかばさんと大学の職員の掛け合いにより、通信教育に関する基本的な情報をわかりやすく解説。視聴者は、わかばさんに自分を重ね合わせて、実際の入学説明会に参加したかのような擬似体験をすることができる。 |