99.6%が「次回も希望」。税理士研修とストリーミング
日本税理士会連合会様の場合

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日本税理士会連合会サイトにおいて、税理士なら誰でも受講可能な「平成16年度 第2回マルチメディアによる全国統一研修会」を配信中。会社法制など最新のトピックについて、専門家の講義を受けられる。配布のスライドショー資料は、PDFとしてダウンロード可能だ。

※ストリーミングコンテンツは、全国の税理士のみが視聴可能な会員制となっています
日本税理士会連合会Webサイト
日本税理士会連合会
全国15の税理士会を会員とする「日本税理士会連合会」は、税理士の登録業務を行うほか、全国約68,000人の税理士向けに業界全体を見据えた業務改善、進歩に尽くしている。税理士を対象とした研修、指導から事業者向けの税務相談まで、正しい納税のための知識を導く役割を担っている

研修充実の鍵は「情報不均衡」の解消

日本税理士会連合会(以下、日税連)は、全国15ケ所の税理士会の拠出による連合組織。税制改正、会社設立の簡易化など、経済社会情勢の変化等に応じて高度化・複雑化する税理士業務の実態にあわせ、税理士会および各会に所属する全国68,000人の税理士を対象に指導等を行っている。

日税連の活動の重要なひとつに研修制度の充実がある。各税理士会では定期的な研修会を実施しているが、「税理士業界あまねく平等に」という活動方針に照らすと各税理士会の活動のみでは限界もあり、日税連のサポートは不可欠であった。

限界に感じられる点とは、都市部と地方での情報格差に主に起因しており、例えば、財政的問題による研修運営の差異、人気講師の確保、遠隔地からの参加のしずらさ、などが挙げられる。税理士全体の悩みとしては、多忙な業務との兼ね合いもあった。また、都市部の税理士間でも悩みはあり、例えば18,000人の会員を擁する東京では、全員を収容するような巨大セミナーの開催は困難なため、定員を制限せざるをえないという問題も生じていた。

そのため、日税連では、全国の税理士を対象に研修制度の企画・実施に着手。1996年には、CS放送、VTR、CD-ROMなどを活用し、映像による「マルチメディア研修」を立ち上げた。そして、2000年代に突入し、時は電子化の時代。税務の世界でも電子申告・納税システムe-Taxへの対応に見られるように、インターネットの活用は重要度を増していった。

研修制度の更なる充実のためには、既存のセミナー形式を補助し、情報格差の問題を解消する新たな手段として研修のインターネット配信を試みるべきだ、と日税連では考えた。日税連が求めていたのは、こうした研修の新しいあり様だった。

受講者、運営者それぞれのストリーミング活用メリット

2002年、日税連では、マルチメディア研修の一環として、ストリーミングの活用を開始した。それは、各分野の専門家が行う講義を収録し、内容にあわせて資料スライドが連動して表示されるというスタイルで、従来の会場セミナーに慣れた人にもなじみやすいものだった。

会計処理のためにPCを導入している税理士事務所は多く、ストリーミングの視聴に際して新たな設備を必要としない点は大きな魅力であった。研修を受ける税理士側のメリットとしては、

受講しやすさの実現 : 好きな時に見ることができ、忙しい業務と両立できる。
わかりやすさの実現 : 映像+スライドで、会場セミナーと変わらないわかりやすさが実現できる。
反復学習の実現 : オンデマンド形式で、少しずつの受講もできる。繰り返し学習ができる。
地理的制約の克服 : 受講に移動を伴わない。場所を問わず事務所からでも自宅からでも受講できる。


といった点が広く受け入れられ、好評を博した。

一方、マルチメディア研修を行う日税連側の実施メリットとしては、

研修運営の合理化 : 会場設営の負担がなく、人気講師も一回分のスケジュール確保で全国へ情報発信可能に。
更新の利便性 : 業界動向の変化に応じ、柔軟かつ即座に情報の更新が可能。
研修状況の把握 : ストリーミングの視聴アクセスログが残ることにより、研修の利用状況が把握できる。

といった点が享受された。

情報を発信する側、受ける側双方にとって多くのメリットをもたらすストリーミング研修は、このようにして、情報格差解消の重要な研修手段となっていった。

回答者の87%が「最後まで視聴」、
99.6%が「今後も配信を希望」

税理士業界の平均年齢は、50歳代。ストリーミング導入前は、PCでの研修は敷居が高いのでは、という不安もあった。しかし、導入してみると、その不安は安心へと変わっていった。PCになじみがなくても、必要な情報であれば事務所の若手に聞き、ストリーミングを視聴する50歳代、60歳代も多いと言う。

2002年に導入したストリーミング研修は、この3年でアクセス数が約2.5倍になる増加を示している。また、最新のアンケート結果では、回答者の87%が「研修内容を最後まで視聴」、97.8%が研修内容に「よい」、99.6%が「今後もストリーミング研修を希望する」と回答している。また、配信期間の延長や取り上げる内容への希望も多数寄せられている。これは、回答者の82.9%が40歳代以上というなかでの結果であり、中高年層にもストリーミングが広く受け入れられていると考えることができる。

「研修では、講義内容の充実はもちろんですが、同じく重要なのが『受講機会』の充実です。ひとつのメディアに偏らない『多様な受講手段(メディア)』の活用により機会は増大します。多くの人に情報が到達することによって、研修は成果へと結びついていきます。今後とも、ストリーミングは必要な研修ツールのひとつとして推進すべきものと思います」
担当者は語る。

実務に追われ、多忙を極める日々にも情報吸収に積極的な税理士達。ストリーミングは、税務の世界にまつわるさまざまなハードルから彼らを解放する役割も果たしているのだ。

【文中敬称略】
(2004/12/21)



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