Appleの最高経営責任者(CEO)スティーブ・ジョブズ氏は2月6日、 公開書簡を通して、主要レーベルに対しデジタル著作権管理(DRM) 技術の放棄を呼びかけた。
同氏は、アップルのWebサイト上に公開した書簡「Thoughts on Music」
において、同社がDRM技術を採用した経緯を、4大レーベル
(Universal Music Group、ソニーBMG、Warner Music Group、EMI Group)
に、iTunes Storeに参加してもらうため必要だったからと説明している。
これからの音楽配信市場の拡大を考えるならば、すべてのデバイスで、
あらゆるオンラインストアで購入した音楽を再生できるようにするべきだと
した上で、そのために最適な方法がDRMで保護されていない楽曲を販売
することだと主張している。
同じような動きとして、英EMI Groupが全楽曲をDRMなしのMP3で販売する 案を検討しているとの報道がされた。また、韓国の老舗音楽配信サイトBugsに DRMなしで無制限音楽ダウンロードサービスが登場したとの報道もある。
上記のような、DRM解除の動きに対して、マイクロソフトは別の動きを
見せている。
バルセロナで開催中の「3GSM World Congress」にて、同社は一度料金
を支払うだけで、著作権で保護されたコンテンツを携帯電話やPCなど
各種デバイス間で共有できる新しいDRMシステム「PlayReady」を発表した。
なお、PlayReadyは2007年上半期の提供開始を予定している。
DRMを解除したコンテンツを販売することで、消費者はコンテンツを
デバイスに制限されることなく楽しめるため、デジタルコンテンツ市場
の活性化につながるだろう。
しかし、一方でDRMは著作権保護を訴えるコンテンツホルダーからは、
多くの支持を集めている。
デジタルコンテンツ市場の拡大をとるか、DRMとの共存を続けるか。
今後の動向が気になるところだ。
参考サイト
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20342506,00.htm
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20342836,00.htm?tag=nl
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/09/news045.html

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