米Microsoftは7月9日に「Silverlight3」の正式版の提供を開始した。
今回の提供開始は、10日にサンフランシスコで開催されたSilverlightローンチイベントに先駆けて行われた。この先行公開はAdobeの「Flash」に対抗する同社の姿勢をあらわしたものとして注目されている。
Silverlight3では、動画圧縮規格 H.264 対応など映像品質の向上のほか、3D対応をはじめPCのハードウェアを活用したグラフィックス処理性能の向上を実現している。さらにモバイル機器などPCのブラウザ以外でもアプリケーションを実行できるようになった。
Silverlightの最近の導入事例としては、2009年2月に全米大学体育協会 (NCAA) 主催の男子バスケットボール選手権『March Madness』をHD映像で配信されたほか、NBCネットワークが2010年のバンクーバー冬季オリンピックの配信にSilverlightを採用する予定だと発表している。
Silverlight3の導入によって、HD映像でオリンピックの競技を配信できるだけでなく、生中継の一時停止や巻き戻しという機能も実現できるという。
Adobeが提供するFlashに対抗すべくストリーミングメディアの開発に力を入れているMicrosoft。Silverlightの地位確立のための今後の動向が気になるところである。
【参考記事】
マイクロソフト、「Silverlight 3」正式版をウェブで公開(CNET Japan 09.07.10)
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20396479,00.htm
Microsoft、『Silverlight 3』のダウンロード提供を開始(japan.internet.com 09.07.13)
http://japan.internet.com/webtech/20090713/12.html
(2009/07/14)

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