アニメで富山を世界にPRしようという、「富山観光アニメプロジェクト」が始動した。富山を舞台にしたアニメを、富山在住のクリエイターなどが制作し、YouTubeやCrunchyrollなど動画サイトを通じて世界に配信することで、観光客誘致につなげる狙いだ。
このプロジェクトは、地域の美しい自然、伝産品など豊かな地域資源を映像コンテンツ化して国内外に向け発信、観光客の誘致など地域の活性をめざす。富山テレビ放送、ファンワークスの共同プロデュースで実施されている。
アニメを制作するのは、ニンテンドーDS用ソフト「レイトン教授シリーズ」や、富山県を舞台にしたアニメ「true tears」の制作で知られるP.A.WORKS(富山県南砺市)と、富山在住の兄弟クリエイター「The BERICH」。それぞれが、「泣かせる富山」をキーワードとして富山各所を舞台にアニメ化し、富山テレビのドキュメンタリー制作チームが実写映像と解説を付け、30分間の番組に仕上げた。
富山エリアでのテレビ放送のほか、中国・遼寧電視台の衛星チャンネルを通じて、中国全土にも放送される。また、併せてYouTubeやCrunchyroll、ニコニコ動画といった動画サイトでも配信される。テレビとWebから世界に向けて「富山の魅力」を発信していこうという考えだ。
特に、海外の日本アニメファンが数多く集まっているサイトのCrunchyrollにおいては、観光アニメを公開する専用ページ「Japan Tourism Anime Channel(日本観光アニメチャンネル)」を開設。富山観光アニメの公開を第一弾として、以後様々な地域の観光コンテンツを掲載していく予定との事。
今回の試みが成功すれば、アニメという今や日本の「文化」として認知されているコンテンツを利用し、日本の各地域を世界に向けてアピールしていこうという動きは、各地に広まっていくのではないだろうか。
動画サイトで流れているアニメなどの映像は、もはや単なる個人の楽しみのためのものだけではなく、地域活性や世界へのアピールといったものにまで使われるような「地域資源」となっていくのかもしれない。
富山アニメ観光プロジェクト
http://www.bbt.co.jp/cooltoyama/index.html
(2009/06/30)