矢野経済研究所が6月8日に発表した、「デジタルサイネージ市場に関する調査結果」
によると、デジタルサイネージの認知度は20.7%であることがわかった。 静止画以外にも動画や音声などの眼にとまりやすいリッチコンテンツも配信できるということで、新たな屋外広告として注目を浴びているデジタルサイネージだが、今後新たな広告モデルや、ビジネスが展開されていくのか注目である。
調査は2009年5月にインターネット上で行われ、調査対象は東京都在住の
20代から50代の男女362名。調査項目として「デジタルサイネージ」という言葉を知っている、
あるいは聞いたことがある人は全体の20.7%であった。 2008年9月に行われた同調査よりも3.5ポイント向上しているが、
約80%近くがデジタルサイネージという言葉自体を初めて聞いたという結果になっている。
また、デジタルサイネージ自体を認知している対象への、個別名称媒体の認知度は
東京メトロが展開する「Tokyo Metroビジョン」が18.0%と最も高く、
JR東日本が展開する「トレインチャンネル」が17.1%と上位5媒体のうち4媒体が鉄道系であり、
鉄道が広告ビジネスを牽引していることがわかった。
デジタルサイネージを見た後の商品や情報に対する関心度については、
サンプル数は少ないが20-24歳層の45.5%、25-29歳層の30.3%が商品に対して興味、
関心を持ったと回答し、他の世代よりも10ポイント以上、上回っている。
シード・プランニング社の調査によると、2008年のデジタルサイネージの国内市場規模は
約560億円であり、2015年には1兆円市場になることが予想されている。
首都圏の鉄道では車内での動画を活用したデジタルサイネージの展開や、
特定の地域に特化した情報を、静止画のほか、動画や音声といった眼にとまりやすい
リッチコンテンツを活用して、ユーザーの興味をひくような使い方もされている。
現状では調査結果通り鉄道系の媒体を通したモデルが多いが、
今後新たな広告モデルや、ビジネスが展開されていくのか注目である。
矢野経済研究所リリース(2009.06.10)
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000481
【参考】
右肩上がりの成長曲線を描くデジタルサイネージの市場規模
(ITMedia 2009.01.06)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0901/06/news078.html
(2009/06/10)