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ブロードバンド普及によって、テレビ視聴時間が増えている?

米Nielsen傘下のNielsen Analyticsおよび米Scarborough Researchは、ブロードバンドがテレビにもたらす影響について分析したレポート「Whatever, Whenever, Wherever: How Broadband is Redefining the Economics of Television」を発表した。

同レポートでは、米国のブロードバンドユーザーが非ブロードバンドユーザーと比べて高学歴、高収入であることに加えて、

  • 自宅だけでなく職場や外出先でも常時インターネットを利用できる環境にあり、週に20時間以上インターネット利用する層が全体の20%いる
  • ユーザーは若年層や中年層がメインであるものの、今後は高年齢層の拡大も予想される
と指摘している。
Nielsen Analyticsのゼネラルマネージャー Larry Gerbrandt氏は以上の点を考慮すると、インターネットでの動画広告を活用することで、従来のテレビCMではリーチしきれなかった層への訴求が可能だと述べている。
さらに同氏は、動画広告はブロードバンド環境に合わせてカスタマイズが可能であることから、テレビCMでは早送りされてしまう場合でも、インターネット動画広告であれば、ユーザーに視聴を促す工夫ができるだろうとしている。

ブロードバンド人口の増加に伴い、動画コンテンツ視聴が一般的になったことで、テレビ視聴の減少が懸念されている。しかし同レポートは、YouTubeなどのユーザー投稿型のコンテンツやテレビ番組のネット配信が活発による、テレビの視聴時間の大幅な減少は現状ではみられないとしている。

2005〜2006年にかけての米Nielsen Media Researchの調査によれば、米世帯での平均テレビ視聴時間は1日当たり8時間14分で、過去最高を更新している。さらに過去10年間では、家庭でのテレビ視聴合計時間は1日あたり1時間以上の増加、1人あたりでは30分以上の増加がみられる。このことから、iPodやPCでテレビ番組ネット配信などの動画コンテンツを楽しむユーザーが増えたことで、テレビを視聴する層も拡大していると分析している。

ブロードバンド環境の広がりとともに一般的となったPCやモバイル端末での動画コンテンツの視聴が、テレビ視聴者層の広がりに貢献しているのであれば、今後はテレビとインターネットのクロスメディアが一層活発になるのかもしれない。


[Nielsen Media Research]
http://www.nielsenmedia.com/nc/portal/site/Public/menuitem.55dc65b4a7d5adff3
f65936147a062a0/?vgnextoid=f47fe6ea1c050110VgnVCM100000ac0a260aRCRD

[プレスリリース]
http://www.scarborough.com/press_releases/
Broadband%20press%20release%201-24-07%20FINAL.pdf

2007年01月26日 21:28

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